全国保育士養成協議会関東ブロック協議会「第39回学生研究発表大会」が、令和8年2月27日(金)、聖徳大学を会場として開催されました。開会式では、関東ブロック協議会会長である植草学園大学の植草和典先生より、未来の保育を担う学生たちへ温かい激励の言葉が贈られました。続いて、会場校を代表して腰川一惠学長補佐が登壇し、「今日の学びが皆さんの保育者としての第一歩をさらに確かなものにしてくれるはずです」と、発表を控える学生たちにエールを送りました。
今大会では、25組が研究成果を発表し、いずれも現代の保育現場が直面する課題や子ども・家庭を取り巻く多様なニーズを踏まえたテーマが並びました。聖徳大学からは教育学部から2組、短期大学部から1組が参加し、日頃の学びを生かした研究を堂々と発表しました。

児童心理コースの学生は、「脳症後遺症のある小学校3年女児に対する絵本などを活用した言語表現への支援」をテーマに、障害のある子どもが園生活の中で安心して過ごすための支援の在り方について発表しました。子どもの特性理解や環境調整の工夫、保護者との連携の重要性など、実習経験を踏まえた具体的な提案が示され、聴衆から大きな関心が寄せられました。
幼稚園教員養成コースの学生は、「昔話の伝承と子どもへの働きかけ -子どもとの相互作用に着目した人形劇制作- 」をテーマに、幼児期の遊びが育む主体性と協同性について考察しました。子ども同士の関わりを丁寧に観察した記録をもとに、保育者がどのように環境を整え、子どもの学びを支えていくかを分かりやすく示しました。

短期大学部保育科の学生たちはグループ発表で、「砂場遊びから得られる学び ~援助や工夫の在り方~ 」をテーマに、砂場遊びを通して育まれる力について発表しました。子ども・保護者・保育者の三者をつなぐ言葉かけや関係づくりの工夫を取り上げ、保育現場で働きながら夜間に学んでいる学生ならではの視点が光る内容となりました。
また、今回は聖徳大学が会場校であったため、受付や会場案内、司会、タイムキーパーなどの運営はすべて本学の学生が担当しました。事前の打ち合わせを重ね、当日はそれぞれが役割を理解し、主体的に動く姿が見られました。学生たちの丁寧な対応とチームワークにより、終始スムーズな大会運営が実現しました。
保育者という同じ夢を目指す学生同士が学び合う機会は決して多くありません。今回の学生研究発表大会は、互いの学びを共有し、視野を広げる貴重な場となりました。未来の保育を担う若者たちが、この経験を糧にさらに成長していくことを期待しています。

