歴史と沿革

夫婦の想い・絆から生まれた東京聖徳学園

学園創立者 川並 香順 川並 孝子

夭折した幼子への愛情をすべての子どもたちに─。
悲しみを乗り越え、我が国の女子教育・幼児教育に確かな道筋を標した創立者夫婦の理想は、
80年近くを経た今も、本学の確かな志となっています。

東京聖徳学園の歴史は、昭和8年(1933年)4月10日、川並香順・孝子夫妻が東京市大森区新井宿(現・東京都大田区)に設立した「聖徳家政学院」と「新井宿幼稚園」から始まります。当時、社会福祉や民生の仕事に取り組んでいた川並香順先生は、社会的に軽視され、その内容も形式的でしかなかった女子教育・幼児教育に改革の必要性を強く感じていました。そんな時、夫妻の長女が2歳で夭折。悲しみの底にあって、夫妻の心に芽生えたのは「我が子に注ぐ愛情をすべての子に注ぐ。それが我が子を"生かす"たった一つの道ではないか」という強い誓いの念でした。以来、夫妻はその人生を女子教育・幼児教育に捧げ、その高潔な教育理念の実現にむけて努力を続けました。

その後、戦中戦後の数々の苦難を乗り越え、昭和40年(1965年)、保育科・家政科の2学科からなる「聖徳学園短期大学」を開学し、その遠大な理念の一端を実現させたのです。さらにその後も、女性の地位の飛躍的向上を目指した新しいビジョンに基づく教育を目指して、新学科開設はもとより、幼稚園・小学校・中学校・高等学校を次々と開設。平成2年(1990年)、四年制の聖徳大学を開学。平成10年(1998年)には大学院を開設し、ここに幼稚園から大学院までの一貫教育体制が確立されました。 創立者・川並香順・孝子夫妻の理想は、学園創設より、今もその輝きを失うことなく"聖徳教育"の中に確かな志となっているのです。

かつて川並香順先生は、建学の精神を「和」の精神に定め、教育の目標を次の3点にまとめました。

  1. 人間が生まれながらに持っている個性を尊重し、しかも調和がとれる人間の育成。
  2. 社会の変化に対応し、その発展に貢献できる専門能力・技術を備えた人材の育成。
  3. 高い知性と豊かな情操を備えた女性

こうした考え方は、現代社会において、一層その価値が高まっています。創立者川並香順夫妻はすでに故人となりましたが、その精神は時代を超えて学園の教育に生きているのです。

学校法人 東京聖徳学園 年表

西暦(年号) 事歴
1933(昭和8年)川並香順・孝子夫妻、東京市大森区新井宿(現・東京都大田区)に聖徳家政学院・新井宿幼稚園を創設。
1949(昭和24年)財団法人聖徳学園となり、東京都港区三田に新校舎を建築。
1957(昭和32年)財団法人聖徳学園は「私立学校法」に基づき、学校法人東京聖徳学園となる。
1965(昭和40年)千葉県松戸市に聖徳学園短期大学を開設。保育科と家政科を設置する。
また高等保育学校は聖徳学園短期大学幼稚園教員養成所と改称。
1973(昭和48年)港区の三田校舎の第2期工事落成。
順和寮落成。
1975(昭和50年)短期大学体育館および5号館落成。
短期大学校舎6号館落成。
1976(昭和51年)教員養成所は専修学校として認可され、聖徳学園短期大学附属教員保母養成所と改称。
聖徳学園多摩中央幼稚園開設。
附属第三幼稚園を成田市に開設。
1980(昭和55年)富士見寮(新)、松戸市に落成。
短大校舎7号館・講堂、附属幼稚舎落成。
1982(昭和57年)和心寮、松戸市に落成。
聖徳学園山中湖荘(セミナーハウス)が山梨県山中湖畔に落成。
1983(昭和58年)短期大学附属中学、高等学校(松戸市)および短期大学附属聖徳高等学校(藤代町)を開校。
1984(昭和59年)創立50周年記念式典を日本武道館にて挙行。
短期大学附属聖徳中学校(藤代町)を開校。
長野県望月町春日温泉にセミナーハウス「かすが荘」落成。
福島県いわき市勿来町に、聖徳学園野村記念保養所(海の家)を開設。
1986(昭和61年)短期大学附属小学校(松戸市)を開校。
1989(平成元年)1月19日、学園創立55周年を祝う記念の集いを開催。55周年を記念し、附属小学校のホールに利根山光人先生が3年がかりで制作した大壁画「生命の樹」を設置。
1990(平成2年聖徳大学を開学。人文学部児童学科、日本文化学科、英米文化学科開設。
聖徳学園短期大学を聖徳大学短期大学部と改称。
教員保母養成所は聖徳大学幼児教育専門学校と改称。
1992(平成4年)聖徳大学短期大学部専攻科保育・福祉・音楽の3専攻は、学位規則第6条第1項(学士の単位授与の審査)に規定する専攻科として、学位授与機構より認定される。
1993(平成5年)聖徳大学短期大学部に専攻科初等教育・服飾文化・食生活・国語・英語・仏語の6専攻(学位授与機構認定)が開設される。
4月、学園創立60周年を祝う記念式典が、6月には聖徳大学附属中学、高等学校(松戸市)開校10周年を祝う集いが、12月に学園創立60周年感謝の集いが開催された。
1994(平成6年)人文学部に人文学専攻科児童教育専攻を開設。
通信教育部に保育専攻が開設され、短期大学部の専攻科が10専攻に。
聖徳大学附属聖徳中学、高等学校(藤代町)では、創立10周年を祝う集いを開催。
1995(平成7年)人文学部に人文学専攻科日本語・日本文学専攻、英語教育専攻を開設。
11月、短期大学部創立30周年を祝う記念式典が開催される。
大学校舎クリスタルホール落成。
1996(平成8年)附属第三幼稚園の創立20周年記念式典が5月に、多摩中央幼稚園の創立20周年記念式典が10月に開催される。
11月には、附属小学校の創立10周年記念式典、附属幼稚園の創立30周年記念式典が開催される。
1997(平成9年)大学・短期大学部が千葉県私立大学および短期大学の単位互換に関する包括協定に調印。
聖徳大学、アメリカ合衆国の5つの大学と国際交流協定締結。
1998(平成10年)聖徳大学大学院児童学研究科児童学専攻修士課程、言語文化研究科日本文化専攻修士課程、英米文化専攻修士課程を開設。
クリスタルホール、3号館増築工事竣工。
1999(平成11年)学園創立65周年記念式典とともに創立者川並香順生誕100周年記念式典を挙行。
大学院児童学研究科児童学専攻(通信教育)修士課程開設。人文学部音楽文化学科開設。
2000(平成12年)聖徳大学人文学部現代ビジネス学科開設。
短期大学部介護福祉学科(第一部・第二部)開設。
大学院博士課程(後期)の設置に伴い、修士課程を博士課程(前期)とする。
聖徳大学短期大学部、大韓民国・西海大学と国際交流協定を締結。
2001(平成13年)聖徳大学人文学部生活文化学科(現・人間栄養学科)管理栄養士専攻、食物栄養専攻開設。
聖徳大学通信教育部人文学部児童学科、日本文化学科、英米文化学科開設。
2002(平成14年)聖徳大学人文学部臨床心理学科(現・心理学科)開設。
聖徳大学大学院音楽文化研究科音楽表現専攻、音楽教育専攻修士課程開設。
聖徳大学、アメリカ合衆国・ミルズカレッジと国際交流協定を締結。
2003(平成15年)聖徳大学人文学部外国語学科開設。
聖徳大学大学院人間栄養学研究科人間栄養学専攻博士前期・後期課程開設。
聖徳大学大学院児童学研究科児童学専攻(通信教育)博士後期課程開設。
教育機関日本初となる全学園でのISO9001、ISO14001を同時認証取得。
聖徳大学サテライトキャンパス完成。
2004(平成16年)聖徳大学大学院臨床心理学研究科臨床心理学専攻博士前期・後期課程開設。
聖徳大学大学院音楽文化研究科音楽専攻博士後期課程開設。
聖徳大学短期大学部総合文化学科開設。
聖徳大学、台湾・台南女子技術学院(現・台南應用科技大学)と国際交流協定を締結。
聖徳大学、中国・南京大学と国際交流協定を締結。
聖徳大学、ベルギー王国・ブリュッセル外国語大学と国際交流協定を締結。
聖徳大学生涯学習社会貢献センター(10号館)完成。
2005(平成17年)聖徳大学人文学部社会福祉学科開設。
聖徳大学通信教育部人文学部社会福祉学科開設。
2006(平成18年)聖徳大学人文学部生涯教育文化学科開設。
聖徳大学通信教育部人文学部心理学科開設。
聖徳大学、アメリカ合衆国ポートランド州立大学と国際交流協定を締結。
聖徳大学、アメリカ合衆国ジョージフォックス大学と国際交流協定を締結。
2007(平成19年)聖徳大学、大韓民国建陽大学校と国際交流協定を締結。
2008(平成20年)聖徳大学児童学部 児童学科開設。
聖徳大学通信教育部児童学部 児童学科開設。
聖徳大学音楽学部演奏学科・音楽総合学科開設。
聖徳大学人文学部に日本で唯一の学科名に「女性」がつく女性キャリア学科開設。
2009(平成21年)聖徳大学大学院教職研究科(教職大学院)開設。
図書館・実験実習棟竣工。
2010(平成22年)聖徳大学人間栄養学部 人間栄養学科開設。
2012(平成24年)聖徳大学心理・福祉学部 心理学科・社会福祉学科開設。
聖徳大学通信教育部心理・福祉学部 心理学科・社会福祉学科学科開設。
2013(平成25年)聖徳大学人文学部生涯教育文化学科、女性キャリア学科、英米文化学科、日本文化学科、を聖徳大学文学部分学科へ改組。
聖徳大学通信教育部人文学部英米文化学科、日本文化学科を聖徳大学通信教育部文学部文学科へ改組。
学園創立80周年を迎える。
2014(平成26年)聖徳大学看護学部看護学科開設。
2015(平成27年)聖徳大学創立25周年、聖徳大学短期大学部創立50周年を迎える。
2018(平成30年)聖徳大学大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)開設。
2020(令和2年)聖徳大学音楽学部音楽学科開設。

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