聖徳大学 3つのポリシー (教育経営方針「聖徳が求めるもの」)
聖徳大学では、学則に定める教育目的を果たすため、学部学科ごとに教学経営の基本方針となる学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)、教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)、入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)の3つの方針を、次のとおり定めています。
聖徳大学
-
- 1. 卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
- 聖徳大学は、1933年に創立された東京聖徳学園の建学の精神である「和」を教育理念としています。本学は、この理念を社会に創造的に活かしながら、常に新しい教育に挑戦するとともに、時代を超えて求められる多様な他者への尊敬と共感を大切にする人間性を備えた女性を様々な世界に輩出しています。現代社会は、政治・経済・文化のグローバル化が進み、個人・社会の価値観が多様化・複雑化し、きわめて多くの複合的な問題に直面しています。このような変化の激しい社会において、人間の尊厳を見失わず、自ら新たな問いを立て多様な他者と協働しながら新たな価値を生むための力の育成が求められています。
聖徳大学は、時代をリードする教育改革を進め、互いの価値観を共感的に受け止める確かな人間性、グローバルかつローカルな視点と学際的な洞察力、社会で発揮できる専門性の高い実践力をもつ人を着実に育成し、調和ある社会の発展に貢献しています。
聖徳大学は、上記の教育理念に基づいて、以下の四つの教育目標を掲げます。
- 【教育目標】
-
- 他者を思いやる協調性とともに、凛として生き抜いていくための確かな人間性を育成する。
- 自己分析力、論理的思考力、自己管理能力を活かし、個別学問領域を超えたアイディアや洞察力と多面的な問題発見・解決力を育成する。
- 専門分野に関する理論・知識・技能を修得し、理論と実践を結びつけて社会で発揮できる専門性の高い実践力を育成する。
- グローバルな視野を備え地域で活躍できる専門性の高い実践力を発揮して、自分なりの価値を見いだし、自らの意思で一歩を踏み出すことのできる女性を育成する。
聖徳大学では、こうした教育目標に基づいて、以下の能力を備えた人材を育成します。
- 【学修成果】
-
- 一流の文化・芸術がもつ普遍性と固有性を感受し、グローバルで多様な価値を受け止めることができる。
- 思いやりと慎みの心をもって相手の立場に立ち、集団の中で自立した行動をとることができる。
- 自己や事象を客観的かつ論理的に考察することができ、自己の生き方をデザインすることができる。
- 個別学問領域を超えたアイディアや洞察力を活かし、自己の確立を図ることができる。
- 専門分野に関する知識・技能を体系的に学び、理論と実践を結びつけて主体的に課題を解決することができる。
- 専門領域に関わる理論と知識と技能を結びつけて、グローバルかつローカルな視点をもって、多様な実際的かつ実践的な問題や課題に主体的に、かつ協働して取り組むことができる。
聖徳大学では、以上の学修成果を達成するために編成された教育課程において所定の単位を修得した人に、卒業を認定し、学士の学位を授与します。
-
- 2. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
- 聖徳大学では、学修成果を体系的に達成するために、全学共通科目と専門教育科目の教育課程を以下の方針に基づいて編成しています
- 【教育課程編成の方針】
-
-
- 全学共通科目
- 全学共通科目は、「聖徳教育科目」、「教養科目」、「外国語科目」等から構成しています。
「聖徳教育科目」は「小笠原流礼法基礎講座」と「聖徳教育」から編成し、聖徳学園の建学の精神「和」に基づいた本学独自の人間教育を目的とし、確かな人間性を育成します。「教養科目」は、文化、社会、自然、身体・精神などに関わるグローバルかつ複合的な諸現象や多様な問題状況に向き合い、個別学問領域を超えたアイディアや学際的かつ多面的な洞察力と学術を総合した問題解決力を育成します。「外国語科目」等は外国語および的確な情報によるコミュニケーション・スキルを育成し、グローバル社会に対応できるコミュニケーション能力を育成します。
-
- 専門教育科目
- 学科の教育目的を達成するために専門性の高い実践力を育成する教育課程を編成しています。その編成は次の基本方針に基づいています。
- 学科の専門性を習得するために不可欠な学術的な基礎力を育成します。
- 現代的課題に対応した専門的理論と知識を学び、問題・課題解決のための基礎力を育成します。
- 充実した演習・実習科目を設定し、実際場面における問題・課題解決を通して実践力を育成します。
- 専門職業人として自立し、優れた感性と表現力、柔軟な思考力と行動力を備え、卒業後の現場で生きる専門性の高い資質・能力を育成します。
- 【教育課程実施の方針】
- 全学科において、全学共通科目と専門教育科目の学修成果を効果的に達成するために、授業計画(シラバス)を作成して以下の教育課程実施の方針を示し、質の高い学習過程を展開しています。
- 「到達目標」、「学修成果」、「評価の要点」を明示し、実施しています。
- 卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び他の授業科目との関連を明示しています。
- 授業方法として能動的な学び(アクティブ・ラーニング)を導入し、深い学びを促進しています。
- 毎時間の「身につく資質・能力」と「予習・復習」時間を明記し、その実施を促進しています。
-
- 3. 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)
- 聖徳大学は、総合大学という特質を活かして、変化の激しい社会を生き抜いていくための確かな人間性、どのような社会であっても不可欠な自己分析力、論理的思考力、自己管理能力、個別学問領域を超えたアイディアや洞察力と多面的な問題発見・解決力、そしてそれらを発揮して主体的にかつ協働して課題に取り組める、社会で発揮できる聖徳ならではの専門性の高い実践力をもつ人の育成を目指しています。
聖徳大学はこうした目的を理解し、それを達成できる資質をもった人を求めています。具体的には、次のような人を求めています。
- 学びを通して、自己の成長を実現したいという強い意欲をもっている人。
- 学びを通して、社会に貢献する夢をもっている人。
- 学内外で必要なコミュニケーション力などの基礎を備えている人。
- 授業に主体的、創造的、協働的に取り組むことができる人。
聖徳大学ではこのような人を受け入れるために、多様な受験機会を用意しさまざまな入学試験を行っています。こうした試験においては、各学科での学習に必要な技能、知識、基礎的な学力、主体的な判断力、創造的な考えを表現できる力、仲間と協働して学びを作っていく力などについて、書類審査(調査書、推薦書など)、実技試験、学力試験、面接などを組み合わせて総合的に評価します。