小学校 2026年1月(第151号)
【附属小学校】指先でひらく、新しい世界 〜東原文子先生と学ぶ点字の心〜

聖徳大学の東原文子先生による4年生への点字授業は、驚きと発見に満ちた心温まる時間でした。(11月12日実施)

授業は「缶についているブツブツ、なんだと思う?」という身近な問いかけからスタート。点字本がプレス機で力強く作られる様子や、機械が文字を読み上げる最新の技術を紹介し、子どもたちの興味をぐいぐい引きつけました。

興味深いのは、100均のミニフォークを使った「指先センサー」の実験です。指の腹や手首にフォークを当てて「3つの点を感じるかな?」と体験。これにより、全盲の人の指先が特別なわけではなく、「みんなと同じ指だけど、訓練することで誰でも読めるようになるんだ」という大切な事実に気づかせてくれました。

点字の仕組みでは、「トマト」と「レタス」の点字を比較したり、磁石を使って点字の規則性を自分たちで見つけ出したりしました。また、濁点や「きゃ・きゅ・きょ」の小さい文字が前に来るのは「読む人があらかじめ心の準備をできるように」という思いやりからだと知り、子どもたちは深く納得した様子でした。

 

「勉強すればきっと読めるよ」という先生の言葉に、全員が「自分も読めるようになる!」と力強く手を挙げ、前向きな熱気に包まれた授業となりました。

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