専門学校 2025年12月(第150号)
【幼児教育専門学校】保育探究Ⅰ~運動会リハーサル~
3年前から「保育探究Ⅰ」という専門学校独自の授業が行われています。
併設の聖徳大学三田幼稚園との連携し、理論→実践→振り返り→実践→振り返り・・を繰り返して、生きた学びを通して、実感をもちながら保育者としての実践力を身に付けていくことを目的としています。
1年生は前期に、理論として「環境による教育」「幼児の発達」を学び、三田幼稚園の保育室の環境や預かり保育を見学し、6月に実際に幼児と関わりました。
後期は、その学びを基に、行事(運動会・防災訓練・にこにこまつり)を通して、運営方法や幼児との関わりについて一層内容を深めていきます。
この日は10月4日(土)の合同運動会に向けて、リハーサルを行いました。
事前指導では、学生たちは「幼児にとって行事とは何か」「運動会を通して幼児に育まれること」を話し合いました。
運動会は、幼児にとって運動機能の他に、頑張り抜く力、仲間と協力する力、向上心など非認知的能力が育まれるとても大事な行事であることを学生たちは再認識しました。
リハーサル後の振り返りでは、フォークダンスで「曲の間奏の時に目線を合わせ“よろしくね”と声をかけたら上手く幼児と踊れた」と、考えたことが実践でき自信がついたことや、「指示されてからしか動けなかった」ことなど、新たな課題も出てきました。「もっと係同士で声をかけ合おう」「もっと進行表を読み込もう」など本番の運動会に向けて話し合いは続きました。

