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【附属小学校】希望を灯す「老い」との向き合い方~認知症サポーター養成講座~
9月22日(月)、本校の「ふれあい広場」にて、4年生を対象とした認知症サポーター養成講座が開講されました。この講座は、子どもたちにとって「老い」というテーマを正面から受け止め、未来を前向きに捉える貴重な機会となりました。

講座は、矢切地域包括支援センターの方々を講師にお招きし、絵本や寸劇、さらには誰もが楽しめる脳トレ体操などを通して進められました。子どもたちはまず、認知症が「脳の病気」によって引き起こされる症状であることを正しく理解し、記憶の一部がうまく働かなくなるメカニズムを学びました。

そして、最も重要な「接し方」について深く考えました。優しい声かけや、相手の状況に寄り添い共感する「傾聴の姿勢」が、症状を和らげ、認知症の方々の安心につながることを学び取りました。ただ知識を得るだけでなく、寸劇を通じて「自分ならどう接するか」を真剣に考える子どもたちの姿には、高齢者を温かく見守る「認知症サポーター」の芽生えを強く感じさせました。

この講座は、老いや病気を遠ざけるのではなく、優しく寄り添うこと、そして希望を見いだすことの大切さを教えてくれました。それは、年を重ねても誰もが生き生きと輝ける「春」があるというメッセージそのものです。

今回の学びを胸に、「聖徳の子」たちが地域社会の一員として、支え合いの精神を実践してくれることを期待しています。未来を担う彼らの成長にご注目ください。
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希望を灯す「老い」との向き合い方~認知症サポーター養成講座~
