大学院・大学・短大 2025年9月(第147号)
【大学・短大】第58回SEITOKU夏期保育大学を開催

7月26日(土)、本学の夏の伝統行事「第58回SEITOKU夏期保育大学」を開催いたしました。
今年は「保育のこれからと子どもの未来のために!」を総合テーマに掲げ、幼稚園教諭や保育士などの現職者を中心に、222名の方よりお申込みをいただきました。

 午前中は、川並香順記念講堂にて開講式と全体会を実施しました。川並弘純学長のご挨拶の後、絵本文章作家の五味ヒロミさんに「子どもの笑顔のために、私も楽しもう!」と題してご講演いただきました。五味さんは、幼稚園教諭として5年、病棟保育士として15年勤務された経験をお持ちです。保育や子育ての現場でのエピソードを交えながら、心に響くお話をしてくださいました。「私が笑顔なら子どもも笑顔になる=子どもの笑顔で私も笑顔になれる」という言葉や、自分も一緒に楽しむことが大切だというお話が心に残りました。

 また、五味さんご自身が手がけた絵本『ぱんぱんでんしゃ』をはじめ、4冊の絵本の読み聞かせも行われました。実際に子どもたちに語りかけるような口調に、会場全体が自然と引き込まれていきました。
続く対談では、黒澤寿美教育学部長が進行役を務め、五味さんにさまざまな質問を投げかけながら、お話が展開されました。最後には、今回の講演のキーワードでもある素敵な「笑顔」を参加者の皆様がおとなり同士で交わし合う場面もあり、温かい気持ちで全体会を締めくくることができました。
参加者の方からは、「読み聞かせがすっと心に染み込みました」「病棟保育の現場のお話を聞けてよかったです」といった感想が寄せられました。

 午後は、教育・保育の現場で役立つ10の分科会を実施しました。リズム遊び、版画制作、人形劇、手作りフリスビーを使った運動遊びなどの体験を中心とする分科会や、インクルーシブ保育、心理学など、多様なテーマでの講義形式の分科会が行われました。グループワークを取り入れた分科会もあり、参加者はそれぞれの関心に応じた内容にふれながら、実践的な学びを深める充実した時間となりました。
今後も、本学ならではの学びの場として、幼児教育・保育に携わる皆さまに寄り添いながら、「保育の聖徳®」としての存在感を示していけるよう、教職員の皆さまのお力添えをいただきつつ、より一層努力してまいります。

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