産学連携の取り組みで、昨年に続き、アトレ松戸7階のレストラン「Cheese Egg Garden(チーズエッグガーデン)」と総合文化学科とのコラボメニューが販売されました。総合文化学科では、1年次に通年で、地域貢献活動の授業があります。その中の「名品づくりチーム」では、「地域の食材を多くの人に知ってもらいたい!」との思いから、地元食材を活かしたレシピを考案しています。

昨年度の授業では、枝豆のクリームソースパスタ、野菜のキッシュのほか、スイーツなどのレシピが生まれました。その中のパスタ、キッシュの2つの料理レシピとともに、フード系ゼミの卒業生が考案した、落花生カルボナーラのレシピも加え、コラボメニューの制作が進められました。

6月には、学生のレシピをもとに、試食会が開催されました。
枝豆のグリーンクリームソースパスタは、枝豆をふんだんに使い、鮮やかな緑色のクリームソースが特徴です。しかし、時間の経過とともにソースが凝固しやすい点が課題でした。試食会ではその点をプロのシェフと相談し、ブイヨンの分量を調整することで解決することができました。また、キッシュでは、野菜の量が多く、食べにくい点が課題でしたが、加える野菜や量の見直し、また、アパレイユ(液体状の生地)に松戸白宇宙かぼちゃパウダーを加えるなどのアイデアによって、より良いものへと改良されました。

落花生カルボナーラは当初、カルボナーラソースに落花生ペーストを加えるというシンプルなレシピでしたが、松戸特産のあじさいねぎをたっぷりと加え、地域食材のアピールにもつながる一品となりました。
試食会を終えてメニューが決定し、双方で案を出して料理名が決まり、コラボ料理は7月11日~8月31日まで店舗で販売されました。お客様には大変好評だったようです。自分たちの考案したレシピが、お店の方の力で素晴らしい商品となり、お客様に地域食材を知っていただくきっかけにもなり、学生にとって大変貴重な経験となりました。

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