聖徳大学(千葉県松戸市/学長:川並弘純)は、英国の名門ノーランドカレッジ(英国バース市/学長:ジャネット・ローズ)は、主に幼児教育分野での連携強化を目的とし、12 月9 日付で学術交流協定を締結しました。
前日8 日(月)には、副校長レベッカ・ディグビー氏を招いて協定締結式を行い、これを記念して、幼児教育の未来を展望するシンポジウム「世界の保育現場から学ぶ ノーランド流“子どもとの関わり方”」を開催しました。保育士を目指す本学学生のみならず、近隣の幼稚園・保育園に勤務する方々や幼児教育に関心の高い方々など、約800 名が参加し、互いの幼児教育の理論と実践方法の違いなどについて理解を深めました。

協定締結式の様子(左から川並弘純学長、レベッカ・ディグビー副学長)

シンポジウムの様子(レベッカ・ディグビー副学長の講演)
本学児童学科はこれまで20 年以上にわたり、同校と交流を続けており、今後は、学生・教員・研究者・職員の交流を通じて、国際的な視野を広げ、専門性を高める取り組みを進めていきます。
■これまでの交流の歴史
児童学科の学生たちが毎年、イギリス研修の一環としてノーランドカレッジを訪れ、イギリスにおけるナ
ニーの歴史や役割について学んだり、ノーランドカレッジ流「子どもとの関わり方」について理解を深めたり、
現地の学生たちとアクティビティを一緒に楽しむなどをしており、国際的な視野から保育の在り方を考える
きっかけになっている。保育者を目指す学生同士の交流の意義を、20 年以上前から理解し、毎年現地を訪れ
て交流を続けているのは聖徳大学のみである。
■ノーランドカレッジ(概要)
1892 年創立、英国王室や世界の富裕層から信頼を集める「世界最高峰のナニー(乳母)教育機関」。卒業生の仕事ぶりは高い評価を受け、ノーランドカレッジには国内はもとより海外の高貴な一族からも求人が殺到している。
※「ナニー」とは英国で伝統的に用いられてきた呼び名で、職業として他家に入り、主人の子どもたちの世話をする者のことを言う。
