7月5日(土)、第10回ナーススチューデント認証式が挙行されました

7月5日(土)、聖徳大学川並香順記念講堂において、川並弘純学長・増井三夫副学長をはじめ、ご来賓や保護者の皆さまのご臨席のもと、看護学科3年生の「ナース・スチューデント認証式~看護師になるための決意式~」が挙行されました。
この式典は、秋学期から始まる本格的な臨地実習を前に、「看護職者としての責任の重さを自覚し、使命を全うする」という覚悟と決意を表明する大切な機会です。看護学科開設以来、看護学生としての第一歩を踏み出す重要な節目として位置づけられており、下級生も運営に携わる伝統的な行事となっています。式典では、学生一人ひとりが登壇し、水戸美津子看護学部長より「認証バッジ」が授与されました。その後、燭台に灯されたキャンドルから一人ずつ灯を受け継ぎました。このキャンドルの灯は、クリミア戦争時にナイチンゲールが夜間も傷病兵を見回った際に手にしていた灯火に由来し、「看護の心」を象徴するものです。この灯火を受け継ぐことは、看護の精神を胸に刻み、患者に寄り添う姿勢を大切にするという誓いの表れでもあります。学生たちはこの認証式を通じて、看護師としての責任と誇りを新たにし、臨地実習に向けて一層の決意を固め、宣誓しました。

『私たち10期生は看護の道を目指すものとして、今日、新たな決意をここに表明します。多様な価値観を尊重し、主体性を持って何事にも真摯に向き合います。 私達を見守って下さる方々に感謝して、今まで共に歩んできた仲間と、切磋琢磨し、お互いを高めながら理想とする看護の道を歩み続けます。 命を預かる者として、自らを律し、どんな時代でも、どんな場所でも寛容で、気品と実践力のある、凛とした看護師を目指していくことを誓います。』

このたびの式典では、学生の皆さんに向けて、心温まる激励の言葉が寄せられました。
川並弘純学長からは、これまでの学びや経験を大切にしながら、支えてくださったご家族や先生方、関係者の皆様への感謝の気持ちを忘れず、学習の成果を自信に変えて、これから始まる実習に力強く臨んでほしいとの励ましをいただきました。
増井三夫副学長からは、誓いの言葉に深く感動されたことに触れられ、患者さんと向き合う際には、キャンドルのように静かに、しかし確かに灯をともし続ける存在であってほしいとの温かなメッセージが贈られました。
水戸美津子看護学部長からは、認証バッチに刻まれたシリアルナンバーは、先輩方が築いてきた歴史を受け継ぐ、かけがえのない番号であることが語られました。そして、実習を通して苦しんでいる人々の力となれるよう、気品と実践力を備えた凛とした看護師を目指し、光のない場所で希望の光となる存在であってほしいとの期待が込められました。
式典後に開催された茶話会では、ご来賓の皆様や保護者の方々をはじめ、学生同士が和やかに懇談のひとときを過ごしました。
それぞれが今日という特別な日を胸に刻み、笑顔と温かな言葉が交わされる中、未来への一歩をはつらつと踏み出す時間となりました。

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