山﨑 正也 先生
学科 総合文化学科
主な担当科目 製菓実習
勤務期間 2019年~2025年
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「おはようございます!」と朝や授業前、いつも元気に教職員や学生達と挨拶を交わす姿が印象的だった山﨑先生。総合文化学科のフードマネジメントコースにて、製菓の実習科目を中心にご指導くださり、2022年からは3年間、学科長も務めておられました。明るいお人柄で学生からも大人気の先生です。
本学勤務前には、某有名調理師専門学校において洋菓子主任教授、そして副校長を歴任されてきた山﨑先生はまさにお菓子のプロフェッショナル。先生のお菓子をいただくと、誰もが笑顔になります。
特に印象的な授業は、1年次秋学期に開講する「お菓子のアートⅠ・Ⅱ」です。授業では、飴細工やチョコレート細工を学び、オリジナルの展示作品を作ります。その中でもチョコレート細工では、自分たちでデザインを考え、それを図面に落とし込み、作品を完成させます。
山﨑先生の指導の下で出来上がる、その作品の完成度の高いこと!昨年はエッフェル塔に挑戦し、縮尺の1/200のエッフェル塔を約30時間かけて制作。「これ、チョコレートでできてるの?!」とびっくりするような素晴らしいエッフェル塔が、本学クリスタルホールに展示されました。チョコレートの香りがホールに漂い、その匂いに釣られてか、多くの方が立ち止まり、見学されていました。
フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」のコンテスト エスポワール部門(学生および職人ではない製菓・製パン愛好家)で、本学の学生が2、3位を占めるという短大生初の快挙を成し遂げたこともありました。また、聖徳祭では焼菓子販売を行い、毎年大行列で賑わい、早々に完売するほどの人気。そのほかにも、学内でのケーキ販売を行ったりと、総合文化学科の認知度向上のために、学内外における発信を活発に行ってくださいました。
本学で様々にご尽力くださった山﨑先生ですが、本年、新たなスタートを切られることに。なんと、今度はご自分のお店を開店させることに!6月に、東京都調布市にてPatisserie Basique( パティスリーバジック)というお店を開店されました。「Basique」とは、フランス語でベーシックを意味し、店名には「基本に忠実に、そして少しだけ自分らしく」とのメッセージが込められているそうです。ショーケースには、フランス伝統菓子が並べられ、相変わらずとっても美味しいケーキが並べられております。ぜひ、皆様も山﨑先生に会いにお店へ足をお運びください。
きっと、「いらっしゃいませ!」と今日もエネルギッシュに、元気に皆様をお迎えしてくださるはずです。
( 総合文化学科 准教授 長谷川 弓子)
