田中ミイ子 先生
学科 保育科
主な担当科目 基礎専門体育Ⅰ・Ⅱ、体育Ⅰ・Ⅱ、スポーツと健康Ⅰ・Ⅱ
勤務期間 1991年~2018年
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田中先生はといえば、何といっても人懐っこいところです。初対面でもすぐ打ち解け笑顔で会話を盛り上げ楽しい雰囲気にされます。あるお店に行ったとき、店主の方とお友達のように親しく話されていて驚いたこともありました。田中先生とご一緒させていただいているときは、どこからともなく声が掛り、また大学でも多くの先生方や職員の方と親しくお話され、どのようにコミュニケーションを取られているのか不思議に思ったことが何度もありました。田中先生のお人柄なのでしょうね。
また、在職中は、「スポーツと健康」の科目も担当されており、多くの学科の1年生をもたれていました。クラス学生だけでなく授業で関わる全ての学生に対して、痒い所に手が届くという言葉がふさわしく細かな指導を徹底されていました。学生にとっては気軽に話ができ相談しやすい存在であったように思います。部活動ではハンドボール部の顧問として、学生指導や保護者の対応などにも力を注いでおられました。聖徳祭での招待試合には保護者が大勢来校され、持ち前の人懐っこさで楽しくお話をされ交流を深めていらっしゃったのは印象的でした。
また、ギリシア舞踊や民俗舞踊について研究され、ダンス経験を生かし舞踊の見聞を広げるということから、ギリシアをはじめ国内外に足を運ばれていました。そのお話は楽しく興味深いものでした。ギリシア舞踊は複合拍子といわれ、私にとっては違和感に近い音楽です。単純で拍子の取りやすいものが大好きな私には、2や3で割り切れない拍子は気持ちが落ち着かなく苦手な拍子です。田中先生、ごめんなさい。他方、地域の生活と密着し記録の方法を持たず踊り継がれていく日本の民俗舞踊を踊られる姿は、しなやかであり躍動的であり切れがあり、さらに軽やかな足さばきには長けていらっしゃいました。また、太極拳にも力を注いでいらっしゃるとのこと、まだまだ現役ですね。
今度お会いした時は、ギリシア舞踊の魅力についてお話を聞かせてください。
(保育科 教授 岸田 眞弓)