K.N
心理学科卒業/2015年
- 聖徳を選んだ動機
- 心理学を学びたいと考えていました。大学選びに悩んでいるときに高校の先生から聖徳大学を紹介されました。進学した多くの先輩がとても楽しくキャンパスライフを送っていると聞き、オープンキャンパスに参加しました。大学の落ち着いた雰囲気と、先輩方が楽しそうにキャンパスライフを送っている姿をみて聖徳に決めました。
- 学生時代の思い出
- よかったことは、シリーズコンサートです。社会人になってから一流の音楽や舞台を見に行く大変さを実感しています。何気ない学生生活の中で一流の芸術に触れられたことは、とても贅沢で良い経験ができたと感じています。
楽しかったことは海外研修です。見える世界が何もかも新鮮でした。帰国後は日本の良さを実感したことをよく覚えています。
苦労したことは、1年生の時に受講した英語の特進クラスでした。当時、青山学院大学の村川久子先生に英語を教えていただきました。クラスの空気は常に真剣で張りつめていました。板書は筆記体、英語はネイティブ過ぎて聞き取れず、毎週の予習・復習を本気でやらないと本当に授業についていけませんでした。先生は授業内で度々女性のキャリア形成のお話をされていました。実際のところ、女性が男性と同じように長く働くためには、男性の2倍努力が必要とよくおっしゃっていました。社会人になり、常に勉強の毎日だと実感しています。この苦しい授業を乗り越えた経験は自身につながり、非常に良い経験をさせて頂いたと思っています。 - 思い出に残っている授業や先生
- 老年心理学・長田先生
川島光子先生(人文学部外国語学科教授 2011年当時非常勤)
川島先生は英語特進クラスの紹介でLanguageRoomを知り、そこで知り合った先生です。
老年心理学のインタビューをさせて頂いた先生でした。インタビューの中で印象に残っているお話は、先生の座右の銘「たかが名前、されど名前」のお話しです。日本語の特性として、名前を呼ばなくても会話ができるが、英語は意識的に相手の名前を呼ぶ。日本語でそれをすると違和感はあるが、名前を呼ばれた方は存在を認められた気持ちになるとおっしゃっていました。インタビューから10年以上経ちますが、とても強く印象に残っています。インタビューを通じて、人生で大切なことを教えて頂いたと感じています。
老年心理の授業で、「ご老人がよく昔話をするのは過去の思い出と仲直りをしている」と長田先生が話していらっしゃいました。仕事柄ご老人のお客様と話をする機会が多く、そのような場面に多く出くわします。今の私には未経験の気持ちですが、なぜそのようなお話を私になさるのか理解するよう心掛け、お客様から信頼を頂けるように活動へ活かしています。 - 卒業して思う聖徳の魅力
- 大学にしては珍しく、とても過保護で温かい学校だったなと思います。先生方がとても穏やかで優しく、毎日安心してのんびりと学生生活を送れました。
小笠原流礼法の授業で学んだことは、社会人になってすぐに役立ちました。普通の大学ではあまり履修しない大事な授業を聖徳では必修科目にしていると思います。将来に役立つ特殊な授業は聖徳の魅力だと思います。 - 現在の職業または前職
- 2015年より株式会社スズキ自販埼玉で勤務しています。新車営業を経験後、現在は中古車部へ異動し、営業事務を担当しています。(2024年7月よりパート勤務)
- 就職して役に立った学び
- 心理学を学んだことで、相手の置かれている立場や環境を想像する癖がつきました。
商談時、お客様の建前を見破るためにとても役に立っています。
また、同僚の心的不調や発達障害に出くわしたとき、授業で学んだことを思い出して理解しようと努力します。
卒業論文制作では、多くの先生方より論文の読み方や参考文献の探し方を教えていただきました。昨今の莫大な情報社会で、何を信じて生活をすれば良いのか、信頼性・妥当性のある情報の見分け方が知れたことは自信に繋がったと思います。
- 大学生活で一生涯の友人を見つけたり、人生の指針になる先生方に出会ったりして欲しいと思います。社会人になって苦しくなったとき、先生方が言っていた言葉を思い出して何度も救われた経験があります。大学は学生時代の中で比較的自由に時間を使えると思います。今しかない時間や出会いを大切にしてぜひ楽しんで頂きたいです。





