松延 春佳
看護師
看護学科卒業/2025年
- 聖徳を選んだ動機
- 私は、コロナが大流行していた2020年に高校3年生で、「看護師になりたい」といった目標だけで大学選びをしていて、ここの大学に行きたい!と決心できるような大学に出会えず悩んでいました。そんな時にオープンキャンパスに参加し、シミュレーションなどコロナ禍でも学びを止めない環境が整っていること、ハワイ研修を通して海外の最先端医療を学び看護に国境がないことを感じられること、学生と先生との距離が近いことに魅力を感じ、聖徳大学を選びました。
- 学生時代の思い出
- ・学生全員ではありませんでしたが、コロナ禍でもハワイ研修に行くことができ、初海外を学年の友人と楽しめたことは、貴重な経験になりました。
・実習記録が多く、実習が終わり次第、大学に戻って友人と最終下校時刻まで残って終わらせていました。実習記録の多さに心身ともに疲労困憊で、患者さんのことを考えて計画しても上手くいかず、涙することもありましたが、友人や実習グループメンバー、先生とともに乗り越えた一日一日は忘れられない思い出です。
・4年生になり、毎月模擬試験がありましたが、どんなに勉強しても模試の点数が上がらなかった時は、本当に国家試験に合格することができるのか不安になりました。
・2年生のときから、オープンキャンパスボランティアに毎回参加し、2年生の秋~3年生の夏まで、学生リーダーも務めたことで、授業で関わることのなかった先生方や、先輩・後輩たちとたくさんの人と関わることができ、何気ないところでも気さくに声をかけてくださるようになり、交流の幅が広がりました。そして卒業式で看護学部長表彰をいただけて嬉しかったです。大変なことがありましたが、続けて良かったと思いました。 - 思い出に残っている授業や先生
- <授業>
・2年生の秋に行った成人看護学援助論Ⅰの中で、西田先生が担当してくださった大腸がんの授業の一環として演習した模擬ストーマ体験です。これまで看護技術の演習をした際は、その場限りの患者役でしたが、ストーマ体験では日常生活を通して患者さんの思いを考えることができました。この経験があったことで、4年生の看護研究で「ストーマ保有者のレジリエンスへのQOL・ストレスの影響」をテーマにするきっかけになりました。
<先生>
・小倉先生・・・初めて患者さんを受け持った実習で担当いただいたことをきっかけに、オープンキャンパスやゼミでの関わりもあり、日頃の何気ない悩みにも親身になって相談にのってくださったり、国家試験前には、お忙しい中、時間を割いて勉強会をしてくださったりと、4年間たくさんお世話になりました。
・榊先生・・・実習、就職活動、看護研究等、大事な時期にお世話になりました。わからないことがあった際には、納得がいくまで丁寧に教えてくださり、大変なことも楽しみながら学習することができました。いつも明るく元気いっぱいで、誰にでも優しいだけではなく、認定看護師や特定行為の資格を持っている姿は、思い出に残っている以上に、私の看護師人生の憧れでもあります。
・山田先生、菊池先生・・・オープンキャンパスでリーダーを務めた際に、学生担当でお世話になりました。私は周りを頼ることが苦手でしたが、親身になって相談にのってくださったことで、後輩へ引き継ぐ最後までリーダーをやりきることができました。リーダーになったからこそ経験することができたことや、感じた苦しみ、オープンキャンパスをやりきった達成感は今でも忘れられない思い出です。心身ともに成長させてくださった山田先生、菊池先生に感謝しています。 - 卒業して思う聖徳の魅力
- 小笠原礼法やシリーズコンサートを通して、一人の女性として気品を兼ね備えられることや、学生と教員の距離が近く、4年間だけでなく、卒業してからも悩んだことがあればいつでも相談にのってくださるところが魅力だと感じています。
- 現在の職業または前職
- 新東京病院 看護師
- 就職して役に立った学び
- ・シミュレーションの授業で、臨床の状況に合わせた環境、患者設定で学ぶことができ、ひとつの言葉のかけ違いで患者さんからの返答が変わってしまうので、単に病気だけを捉えるのではなく、頭から足先まで全体的に観察すること。
・解剖生理学や基礎看護技術は、どんな時でも基盤となるので、技術演習で看護師役・患者役としてそれぞれの気持ちを考えながら実践したこと。
- 日々の課題に追われたり、実習があったりと大変なことが多いと思います。しかし、今大変と感じながらも乗り越えようと努力していることは、決して無駄なことではなく、みなさんのゴールである国家試験や就職した時の経験につながっていきます。友人と協力し合い、わからない時には先生を頼るなど、一人で抱え込まずに友人や先生とワンチームで成長することで、卒業時には明るい未来が待っています。
みなさんの成長を心から応援しています。頑張ってください!




