岡野 佑美
養護教諭(東京都公立小学校 主任養護教諭)
人文学部社会福祉学科社会福祉コース卒業/2011年
- 聖徳を選んだ動機
- 「養護教諭」の免許が取得できることが第一の理由です。また、長い間ピアノを習っており、高校3年間で音楽の道に進んだ友人の伴奏(ミュージカルなど)をする機会がたくさんあり、私には音楽が身近でした。聖徳には「シリーズコンサート」が年40回ほどあり、たくさん観たいと思ったのも理由の一つです。
- 学生時代の思い出
- 高校までと違い、興味のある分野を深く学べるのがとても新鮮で、視野が一気に広がりました。学ぶことが楽しく、分からないことがあれば、先生の研究室まで質問に行くことが多かったです。先生方の研究室でおしゃべりするのが楽しく、質問がなくてもおしゃべりに行っていることもありました。どの先生方も温かく受け入れてくださり、嬉しかった思い出の一つです。
また、友達と遊びに行ったり旅行に行ったりし、楽しむこともありました。教員採用試験前には、養護教諭を目指す仲間と合格祈願に行ったのも思い出します。 - 思い出に残っている授業や先生
- 【特別講座】
教員採用試験の合格に向けて、現場経験豊富な先生方が、教職教養、専門、論文、面接(集団・個別)の対策をしてくださいました。一次試験に向けては、3年後期から月曜日~金曜日の6限と土曜日に1コマ(他に論文対策は連日夜遅くまで)、二次試験に向けては一次の結果発表されたその日から毎日、指導してくださいました。とても厳しい指導でしたが、とても心強いサポートでした。また、小学校全科、音楽等の教員を目指している仲間とも出会え、とても刺激の多い授業でした。
【養護実習・教育実習】
3年前期に4週間小学校で養護実習、4年前期に3週間高校で教育実習(中高「保健」)を行いました。養護実習では、保健室に来室した児童の対応や定期健康診断の他に、保健だよりや掲示物の作成、保健指導などを多くのことを経験させていただきました。また、教育実習では、保健の授業を中心に朝の会や学活、行事へ向けた取り組みなど学級担任の立場も経験させていただきました。実習では、教科書の通りにはいかないことが多くあることを実感しました。改めて、子どもたちのことを理解した上で、状況に応じ、その場で考えていかなければいけないことを学ぶことができました。 - 卒業して思う聖徳の魅力
- 【仲間や先生方との出会い】
聖徳は、本当に温かな環境であったと思います。 オープンキャンパスでの「学生スタッフ」を通して、他学科の同学年はもちろん、先輩や後輩ともつながることできました。卒業後の現在も学科や学年を超えた仲間と時々集っています。「学生スタッフ」は、高校生とだけでなく、学生同士にとっても素敵な交流の場でした。
名前を覚えてくださる先生が多く、たくさん話を聞いていただきました。相談しやすく、先生と学生の距離がとても近いです。悩んだときにはすぐに相談でき、助言をいただける環境はとても心強かったと思いました。また、現場経験豊富な先生方が多く、教員採用試験に向けても、分からないことを懇切丁寧に教えてくださったなと感謝の気持ちでいっぱいです。
【図書館】
とてもきれいで、明るくて広い図書館でした。町の本屋には置いていない専門的な本がたくさんあり、レポート作成のときにはたくさん活用していました。また、4年前期は、館内にある「自習室」を開館から閉館まで毎日利用し、教員採用試験の勉強をしていました。個室な上、大きな窓があり明るく、とても勉強が捗りました。 - 現在の職業または前職
- 養護教諭(東京都公立小学校 主任養護教諭)
- 就職して役に立った学び
- 初任校は都立特別支援学校(肢体不自由)で、初任同士の複数配置でした。子どもたち全員配慮が必要な学校で、当然一人ひとりの障がいや飲んでいる薬の種類、必要なケアを把握した上で適切な判断や対応をしなければならず、看護師からは聞いたことのない用語が飛び交い、赴任直後は分からないこと戸惑うことだらけでした。看護・薬に関することは独学で学ぶ日々でしたが、福祉に関することは、聖徳で4年間学んだことを生かし、壁を感じることなく初任の1年を乗り越えることができました。
3年前期で養護実習を終えた後、同じ小学校で大学卒業までボランティア活動を続け、実習では経験できなかった健康診断や就学時健診、新型インフルエンザ対応などを多くのことを学ばせていただきました。また、小学校時代の恩師のいる小学校でも保健室(保健事務)を中心としたボランティア活動を行い、複数の学校で経験を積ませていただきました。採用されたら一人で働くことが多い養護教諭は、初任であっても現場で先輩から一つひとつ学ぶことができません。このボランティア活動の経験がとても役に立ちました。
- 大学で養護教諭について学んでいく中、また採用試験に向けて勉強していく中で、私が本当に養護教諭になれるか、現役で合格できるのか不安になる場面がたくさんありました。そんな中、手厚いサポートをしてくださった社会福祉学科や教職センターをはじめとしたたくさんの先生方、養護教諭という夢に向かって共に励む仲間に支えられました。たくさんの人に支えられた聖徳で、高校の卒業文集に「恩師のような養護教諭になりたい」と書いた夢に向かい、最後まで諦めずに勉強することができました。また、社会福祉学科では「卒後研修」もあり、卒業してからも温かい学科です。私は養護教諭になって15年目ですが、未だに先生方や養護教諭になった仲間と連絡をとったり集ったりしています。養護教諭は、子どもたちの本音に向き合える、やりがいのある職業です。「養護教諭になりたい」という気持ちを大切にして、最後まで諦めずに取り組んでください。みなさんと現場でお会いできることを楽しみにしています。











