聖徳大学心理教育相談所では本学大学院臨床心理学研究科修了生の修了後サポートとして、修了生・在校生向けの研修会を実施しています。今年度も2024年12月14日(土)に聖徳大学心理教育相談所主催研修会を開催いたしました。
本研修会は、特定非営利法人銀杏の会御茶ノ水発達センターセンター長の鏡直子先生をお招きし、「太田ステージ評価に基づく療育の理論と実践~認知発達治療の紹介~」というテーマでご講話いただきました。
太田ステージは、人間の生後10年くらいの認知発達を大きく6段階に分けたものであり、東京大学医学部附属病院精神神経科小児部で自閉スペクトラム症(ASD)の幼児を主な対象として開発されました。以来、学齢期以降へ、また他の障害へと対象を広げつつ、医療、教育、福祉など様々な場面で活用されてきています。太田ステージの理論を丁寧にご説明いただいた後、実際に鏡先生が検査者となり参加者の前で太田ステージを実践していただきました。参加者からは、「太田ステージの基礎的な部分から丁寧に教えていただきわかりやすかった」、「実践していただいたことで自分でも使用してみたいと思った」等の感想をいただき、満足度の高い研修会となりました。